宮崎Rシステム Miyazaki Re-Use system
植物由来の生分解性プラスチック ポリ乳酸 Re-UseBox 宮崎Rシステム (とうもろこし)を原料に作りました
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バイオマス魚箱を試験導入
記者会見の様子
記者会見の様子
 宮崎県水産バイオマス協議会は七月から、トウモロコシのデンプンを原料にしたバイオマスプラスチックの魚箱などへの利用に乗り出す。来年三月までの試験的導入で、宮崎市漁協でバイオマスプラスチックを使った魚箱12,300個が使用され、四月以降には県内各漁協での本格導入を目指す。
 バイオマスプラスチック魚箱は、環境保全に寄与したいとしてJF宮崎漁連が四年前に開発に着手。デンプンをポリ乳酸に変えてビーズ状にし、さらに熱をかけると膨らむ性質を利用して製造した。産業廃棄物として処理される発泡スチロール製とは違い、魚類などの残さいとともに、そのまま生ゴミ処理ができ、肥料として再利用が可能。発泡スチロール製と比べてやや重いが、見た目に変わりはなく、強度は上回るという。他にも、石油資源の節約になる、処理過程で新たな二酸化炭素が発生しない、などの利点がある。

宮崎市漁協で試験導入されるバイオマスプラスチック魚箱
宮崎市漁協で試験導入される
バイオマスプラスチック魚箱
会場の様子 魚箱・生ゴミを一括してコンポスト化する「スゴイゾー」
会場の様子 魚箱・生ゴミを一括して
コンポスト化する「スゴイゾー」
 従来の三倍の購入費がかかることが難点ではあるが、生産から廃棄までの費用を考えれば割安で、全国に拡大すれば大量生産でコストも下げられるという。
 また、箱詰めの際に魚にかぶせる透明のシートのパーチにも、自然界の微生物によって分解される生分解性製品が使われる。県漁連は「漁業関係者にも環境への理解を求め、生分解性製品の普及を図りたい」としている。
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