水産試験場

5 イサキ 資源レベル「低位」資源動向「減少」

 イサキは、定置網、釣りなどによって漁獲されています。漁獲量は、1985年(95トン)をピークに大きく減少した後、2006年以降は平均20トン程度で推移しています。
【評価内容と提言】
 1979年からの大型定置網CPUE(1日・1ヵ統当たりの漁獲量)の推移を資源量指標値として評価した結果、直近2016年の大型定置網CPUEは暦年の値の中で下位25%以下にあることから、資源レベルは「低位水準」と判断されました(図11)。また、直近5か年の大型定置網CPUEの年変動率は-7.5%で、基準としている-5%を下回っていることから「減少」と判断されました(図12 )。 
委員会からの提言では、大分県他の複数県で評価が行われており、広域管理の必要性も考えられることから、隣県の漁獲動向にも注視しながらモニタリングをしていく必要がある、とされました。
 今年評価した各魚種の詳細は、宮崎県水産試験場HP(http://www.mz-suishi.jp/)に掲載しています。
6日 平成29年度宮崎県水産振興大会(宮崎市)
第58回宮崎県青年・女性漁業者交流大会(宮崎市)
30日 資源管理協議会第1回定例会(宮崎市)
FISHERIES EXPERIMENT