宮崎Rシステム Miyazaki Re-Use system
植物由来の生分解性プラスチック ポリ乳酸 Re-UseBox 宮崎Rシステム (とうもろこし)を原料に作りました
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慣行農法(化学肥料)との比較実験
現在の生育状況 現在の生育状況
現在の生育状況
 宮崎Rシステムにおいては、宮崎市漁協から中央市場に出荷されたバイオマスプラスチック製魚箱を回収し、漁協に設置している処理機「スゴイゾー」において漁港で発生する魚類の残さい等生ゴミと一括処理しています。そして発生した処理粉を宮崎大学において実験・研究しています。
 材料及び方法
 宮崎大学の木花フィールド(農場)において、実験材料はダイコンの“耐病総太り”を使用し、秋冬ダイコン栽培で実施する。
 実験は慣行区(当該地区の標準的施肥設計)と試験区との比較実験で行う。試験区は試料の成分分析に基づき施肥量を変えていく。調査項目は出芽率、生育調査、病害調査、収量調査等を行う。詳細計画はこちらから
 この実験のねらいとしては、(1)この資材が安全かということ、(2)試験区と慣行区を比較して同等以上の結果が得られるか、(3)その他何か特徴がないか、等に注目して実験を行います。
 一般的肥料とスゴイゾーの処理粉についての推察
 宮崎大学においては、慣行農法(化学肥料)との比較実験に取り組んでいただいています。現在のところ実験中のため実験結果を待っているところですが、スゴイゾーの処理粉について期待されるところを推察してみました。
 一般的に行われている農法は、単位面積あたりの収穫量を増やすために化学肥料を使用する場合があります。これが植物本来の働きを弱めるだけでなく、土壌中の微生物等も死滅させてしまうことになり、病害、虫害に弱い植物を作ることになります。この対策として農薬を使用することになりますが、結果として化学肥料を施肥し続けなければならない土壌となってしまうのではないかと推察されます。
 一方、スゴイゾーからでる魚類残さい等の処理粉は、各種ミネラル分を多く含んだものとして、効果が期待できるのではないか、味の良い野菜ができるのではないかと予想しています。さらに土壌本来の活性化も促すことができるのではないか、野菜本来の味、深い味わいの野菜ができるのではないかということを期待しています。
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